筒井康隆

筒井康隆のおすすめ小説8選

様々なタイプの作品を残している筒井康隆。多才な作家として真っ先に思い浮かびます。SF、ホラー、ファンタジー、ミステリなどジャンルも様々で、作風もエログロから爽やかな青春ものまで本当に多岐にわたる。いったいどれを読めばいいんだと悩んでしまう人...
筒井康隆

ジュブナイル小説『愛のひだりがわ』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆少女の成長を描いたジュブナイル小説。物語の舞台は荒廃した近未来の日本で、孤独な少女が父親を探して旅に出ます。ジュブナイル小説なので当たり前ですが、大人向けに書かれた読み物ではありません。普通に楽しめるものの物足りなさを感じて...
筒井康隆

名作SF小説『パプリカ』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★★★精神医学と夢がテーマの傑作SF小説。筒井康隆の代表作の一つと言って過言ではないでしょう。様々な作品に影響を与えていますね。筒井康隆は短編が多く、長編でも文庫で200ページちょっとくらいがほとんどだと思う。だから500ページ近...
筒井康隆

七瀬シリーズ完結 『エディプスの恋人』 筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★☆☆☆『家族八景』、『七瀬ふたたび』に続く、七瀬三部作の完結編。過去二作が連作短編集だったのに対し、今回は長編。『家族八景』から『七瀬ふたたび』へのテイストの変化にも驚きましたが、今回も『七瀬ふたたび』からまったく別ジャンルの話に...
筒井康隆

『七瀬ふたたび』筒井康隆 あらすじと感想 ネタバレあり

感想 ★★★★☆七瀬シリーズの二作目。前作『家族八景』とは大きくテイストが異なり、今回は超能力者たちの戦いを描いた物語になっています。七瀬以外にも様々な能力を持つ者たちが登場するエンタメ作品ですね。よくあるタイプと言えばよくあるタイプですが...
筒井康隆

人の心が読めるテレパス少女の小説『家族八景』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆人の心が読めるテレパスの少女が主人公の短編集。八つの話が収められています。タイトルにもあるようにどれも家族に関する話。どれも身内同士のドロドロした内容なので読んでいて気持ちのいいタイプではありません。逆にそういう嫌な話や人間...
筒井康隆

筒井康隆のおすすめ小説8選

様々なタイプの作品を残している筒井康隆。多才な作家として真っ先に思い浮かびます。SF、ホラー、ファンタジー、ミステリなどジャンルも様々で、作風もエログロから爽やかな青春ものまで本当に多岐にわたる。いったいどれを読めばいいんだと悩んでしまう人...
初野晴

アニメ化もされたハルチカシリーズの読む順番や設定など

アニメ化されたこともあって、シリーズの存在は知っている、もしくは、アニメなら見たことがあるという人は多いかも知れません。そこから興味を持って原作小説を読みたいけれど、読む順番がわからないという人のために、小説版の紹介をしたいと思います。読み...
おすすめランキング

小学生、子供が主人公のおすすめミステリー・ホラー小説10選

今回は子供が主人公のミステリー・ホラー小説を紹介したいと思います。児童書ならもちろん子供が主人公ですが、大人が読んでも楽しめるもの、大人向けに書かれた小説で選びました。大人にとっては何でも無い出来事でも、子供にとっては大問題だったりしますよ...
おすすめランキング

ほのぼのした気分になれるコージーミステリ10選

今回は手軽に読めて明るい気分になれるミステリを紹介したいと思いますトリックの凄さよりも、ほのぼの感を重視して選びました。なので日常の謎が多めですね。殺人事件を扱ったものでも、基本的には明るいテイストで陰鬱さはないのでご安心を。グロいのが苦手...
おすすめランキング

現実逃避に最適! 冒険感を味わえるファンタジー小説11選

何もかも忘れて物語の世界に没入したい時が、誰にでもあると思います。今回はそんな時におすすめの小説を11作紹介します。ファンタジーからミステリ、歴史小説まで様々なものをチョイスしました。重視したのは、壮大なスケールで冒険感を味わえること。どれ...
おすすめランキング

イヤミス好き必見。後味の悪いおすすめミステリー小説10選

ミステリー小説は殺人など犯罪を扱う性質上、負の要素があるのは否めません。今回はそんなミステリーの中でも、格段に後味の悪い小説を10作紹介したいと思います。嫌な気分になると言っても、小説としては面白いものばかりなのでご安心を。ミステリの醍醐味...
本格ミステリー

『でぃすぺる』今村昌弘 ジュブナイル×ホラーミ ステリーの感想 ネタバレあり 

感想 ★★★★☆小学生3人が七不思議の謎に挑むホラーミステリー。思っていたのとちょっと違う部分があったものの、楽しく読むことが出来ました。設定としてはかなり好きなタイプ。ホラーと言っても怖さはなくてミステリが強め。オカルトを題材とした連作短...
本格ミステリー

『そして扉が閉ざされた』岡嶋二人 閉鎖空間ミステリの感想 ネタバレあり

感想 ★★★★☆核シェルターに閉じ込められた四人の男女が、脱出のため謎解きをする本格ミステリ。破綻なく練られた良作という印象で、傑作というほどの驚きや感動は得られなかった。謎解き部分は面白かったけれど、ストーリーについてはどうだろう。一癖あ...
本格ミステリー

『戻り川心中』連城三紀彦 ホワイダニットの傑作短編集

感想 ★★★★★数々の名作を生み出した連城三紀彦の代表作ともいえる短編集。どの話も大正から昭和が時代背景となっており、花がキーアイテムとして登場します。その時代の闇を描きつつ、情緒も感じさせる話の数々で、文学的、耽美的と評される本書ですが、...
本格ミステリー

『仮面山荘殺人事件』 東野圭吾 あらすじと感想

感想 ★★★★★最後に驚きの結末が待っていることで有名な作品。久しぶりに読み返してみましたが、やはり後味の悪さが半端なかった。でもやはり面白かった。東野圭吾の本格ミステリ作品は好きですね。クローズドサークルが好きな人におすすめです。あらすじ...
本格ミステリー

『エレファントヘッド』白井智之 あらすじと感想 ネタバレなし

感想 ★★★★★2024本ミス一位を獲得した作品。白井作品を読むのは『名探偵のいけにえ』に続いて二作目ですね。エログロが特徴の作家ということで避けていたのですが、『名探偵のいけにえ』の凄さに圧倒され、本書も読んでみることにしました。グロ満載...
本格ミステリー

映画化で話題『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾 原作のあらすじと感想 ネタバレあり

感想 ★★★★★言わずと知れた大人気ミステリ作家・東野圭吾が書いた本格ミステリ。結構古い作品ですが、今回映画化されたと聞いて久しぶりに再読してみました。僕の中で東野圭吾の山荘ものといえば、本書と『仮面山荘殺人事件』。『仮面山荘殺人事件』の方...
ホラー

『百蛇堂 怪談作家の語る話』三津田信三 あらすじと感想 ネタバレあり

感想 ★★★★☆旧家を舞台にした土着ホラー『蛇棺葬』の続編――というより、二つで一つの作品ともいえます。『蛇棺葬』を未読で読むと、意味が分からない部分が多々あるため、必ず読んでおく必要があります。『蛇棺葬』は謎が謎のまま終わるホラー作でした...
ホラー

『蛇棺葬』三津田信三 あらすじと感想

感想 ★★☆☆☆田舎の旧家を舞台にしたホラー小説。因習や仕来りなど、著者が得意とする要素満載で、ザ・三津田信三という作品でした。なので設定はとても好みだったのですが、如何せん読みづらかった。なんでこんなに読みづらいんだろうと不思議に思うくら...
ホラー

スプラッターホラー『殺人鬼』綾辻行人 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆登山を楽しんでいたサークル一行が、謎の怪物に襲われるスプラッターホラー。このジャンルの王道の設定で綾辻行人らしさが発揮されています。通常のスプラッターホラーでは使われないような、奇抜な仕掛けが施されています。ただこれは諸刃の...
ホラー

実話怪談『なまなりさん』中山市朗 呪いの恐ろしさ

感想 ★★★★☆呪われた姉妹について書かれた実話怪談集。僕は知らなかったのですが、著者はその界隈では有名な人のようだ。読むのは今回が初めて。いろいろ思う所はありましたが、怪談に求められる怖さや対処のしようがない絶望感は、しっかり感じられまし...
ホラー

『祝山』加門七海 実話っぽい長編ホラー

感想 ★★★☆☆実話怪談テイストのホラー小説。主人公が小説家で、著者・加門七海の実体験かのような作りになっています。そうであっても不思議ではないくらいリアリティがある反面、劇的な演出等がないため、ホラー作品として満足できるかは、好みによって...
ホラー

『拝み屋怪談 花嫁の家』郷内心瞳 あらすじと感想

感想 ★★★★★東北地方で拝み屋を営む著者の実話怪談。二つの話がセットになっており、どちらも何とも言えない不気味さと怖さがあります。実話怪談というジャンルは、実際にあった話や、実体験を元に書かれた話と認識しているけれど、僕にはこれが実際にあ...