筒井康隆

『ロートレック荘事件』筒井康隆 あらすじと感想 ネタバレ解説

感想 ★★★★☆SF作家として有名な筒井康隆のミステリ作品。他のミステリでは『富豪刑事』があるけれど、そちらは短編集でこちらは長編。ほとんどミステリを書いていないにもかかわらずこのクオリティとは、さすが筒井康隆。本作は何と言ってもトリックが...
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名作SF小説『時をかける少女』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★★☆もはや古典ともいえる超有名作品。何度もドラマ化され、アニメや漫画にもなっているので知らない人はいないレベルですね。でも原作を未読の方は意外と多いのではないでしょうか。この作品、実は長編ではなく100ページほどの中編なんですよ...
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ファンタジー小説集 『ヨッパ谷への降下』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★★★ファンタジー系作品が12編収められた短編集。どの作品も筒井康隆らしい奇抜さがあって、粒ぞろいの短編集です。幻想小説を探している人におすすめ。幻想といっても筒井作品はエロやグロも出てきます。描写が美しいとかそういうのとはまたタ...
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ドタバタ短編集『傾いた世界』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆ドタバタ作品を集めた短編集。本書には3・40ページくらいの短編7作が収められています。中にはこれはドタバタなのかと思うものもありました。ドタバタといえばコメディのイメージあります。でも本書にはかなりブラックというか凄惨な話も...
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『佇む人 リリカル短編集』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★★☆リリカル短編集と銘打たれた本書には、いろんな読み味の短編が20作収められています。ほんの数ページの掌編から3、40ページくらいのものまで長さも様々。リリカルとあるように、悲哀や感傷を感じような話が多いといえますかね。そして筒...
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『富豪刑事』筒井康隆 著者らしさが発揮されたコージーミステリ

感想 ★★★☆☆SF作家として有名な著者のミステリ小説。連作短編形式でコメディーテイストな作品です。ドタバタ劇が得意な筒井康隆らしさが発揮されており、読んでいて楽しい。ただミステリとしてはあまり期待しない方がいいです。大富豪がお金の力を使っ...