青崎有吾

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ギャンブル小説 『地雷グリコ』青崎有吾 あらすじと感想

感想 ★★★★☆ 次世代の本格ミステリ作家として人気の青崎有吾。 その新作は短編集で、今回はギャンブルがテーマ。どの話でも趣向を凝らしたゲームが登場します。 ミステリの一要素としてギャンブルが出てくるわけではなく、がっつりギャンブル作品です...
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青春ミステリ 青崎有吾『早朝始発の殺風景』のあらすじと感想

感想 ★★★☆☆ 本格ミステリの若き書き手として人気の青崎有吾の短編集。オムニバス形式で五つの話とエピローグが収録されています。どの話も日常の謎がテーマで、サクサク読めるので幅広い人におすすめできます。 あらすじ 『早朝始発の殺風景』 まだ...
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青春ミステリ小説 青崎有吾『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』の感想

感想 ★★★☆☆『体育館の殺人』から始まる館シリーズは、若い感性で書かれる新たな館ものとしてなかなか好評を博している模様。今回の作品もそのシリーズの一冊で、お馴染みのキャラが登場します。他の作品と異なり本作は短編集で、五作が収められています...
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ロジカル青春ミステリ小説『図書館の殺人』 青崎有吾 ネタバレ感想

感想 ★★★☆☆『体育館の殺人』、『水族館の殺人』に続く長編三作目。今回は図書館で殺人事件が起きてそれを時間をかけて推理しながら、その合間に裏染たち高校生の日常が描かれるという具合。だから本作をいきなり読むよりも、これまでの作品を読んでおい...
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動機が凄い青春ミステリ小説『水族館の殺人』青崎有吾 

感想 ★★★☆☆鮎川哲也賞を受賞した『体育館の殺人』に次ぐシリーズ二作目。平成のエラリー・クイーンという触れ込みに嘘偽りなく、ロジックに強いこだわりを感じる作品。なので、そういうミステリが好きな人にはいいけれど、そうでない人にとっては謎解き...
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青春ミステリ小説 青崎有吾『体育館の殺人』の考察 ネタバレあり

感想 ★★★☆☆ 第二十二回鮎川哲也賞受賞作。 様々なミステリの新人賞がある昨今、広義のミステリを募集するものが多い中、鮎川哲也賞は本格ミステリに並々ならぬこだわりをもっていることで有名。本作は荒削りながら鮎川哲也賞にふさわしい作品でした。