『ブック・ジャングル』 石持浅海

感想 ★☆☆☆☆


内容(「book」データベースより)
沖野国明は昆虫学のフィールドワークからの帰国後、思い出の場所、市立図書館が閉鎖されたことを知る。見納めのため友人と深夜の図書館に忍び込み、高校を卒業したての女子三人組に出会う。彼ら不法侵入者達にとって予期せぬ苛酷な一夜が幕を開けた―。恐怖の閉鎖空間で石持ワールドが炸裂する強力長編。

深夜の図書館に忍び込んだ五人に殺人者が襲いかかるという内容。
閉鎖された空間で生き残りをかけて戦う設定が好きなので読んでみたけれど、これは失敗でした。

スリラーとしてのハラハラ感はまったくない。

殺人者が使う武器がラジコンヘリというのも滑稽だ。ラジコンヘリを巨大な蜂と考えれば怖く思えそうだけれど、やはり無理でした。

緊迫感もなければリアリティーもない。

ミステリにはバカミスという言葉がありますが、この作品はバカスリラーと呼びたくなる作品でした。

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