シュクシュクドウ

筒井康隆

『佇む人 リリカル短編集』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★★☆リリカル短編集と銘打たれた本書には、いろんな読み味の短編が20作収められています。ほんの数ページの掌編から3、40ページくらいのものまで長さも様々。リリカルとあるように、悲哀や感傷を感じような話が多いといえますかね。そして筒...
筒井康隆

『富豪刑事』筒井康隆 著者らしさが発揮されたコージーミステリ

感想 ★★★☆☆SF作家として有名な著者のミステリ小説。連作短編形式でコメディーテイストな作品です。ドタバタ劇が得意な筒井康隆らしさが発揮されており、読んでいて楽しい。ただミステリとしてはあまり期待しない方がいいです。大富豪がお金の力を使っ...
米澤穂信

大ヒット歴史小説ミステリ 『黒牢城』米澤穂信 あらすじと感想

感想 ★★★★★2021年に発売され数々のミステリ賞を総なめにした作品。出版不況といわれる昨今では、まれに見る超話題作となりました。しかも歴史小説となると本当に稀有なことと思う。いったいどれほどのものだろうと、期待して読んだわけですが、なる...
本格ミステリー

『でぃすぺる』今村昌弘 ジュブナイル×ホラーミ ステリーの感想 ネタバレあり 

感想 ★★★★☆小学生3人が七不思議の謎に挑むホラーミステリー。思っていたのとちょっと違う部分があったものの、楽しく読むことが出来ました。設定としてはかなり好きなタイプ。ホラーと言っても怖さはなくてミステリが強め。オカルトを題材とした連作短...
本格ミステリー

『そして扉が閉ざされた』岡嶋二人 閉鎖空間ミステリの感想 ネタバレあり

感想 ★★★★☆核シェルターに閉じ込められた四人の男女が、脱出のため謎解きをする本格ミステリ。破綻なく練られた良作という印象で、傑作というほどの驚きや感動は得られなかった。謎解き部分は面白かったけれど、ストーリーについてはどうだろう。一癖あ...
本格ミステリー

『戻り川心中』連城三紀彦 ホワイダニットの傑作短編集

感想 ★★★★★数々の名作を生み出した連城三紀彦の代表作ともいえる短編集。どの話も大正から昭和が時代背景となっており、花がキーアイテムとして登場します。その時代の闇を描きつつ、情緒も感じさせる話の数々で、文学的、耽美的と評される本書ですが、...