
2014年に発売された小説ではなく、僕が2014年に初めて読んだミステリー小説を対象にランキングにしてみました。長編と短編があわさったものになっています。
新しく読んだミステリー小説はそれほど多くなくて、もっと読まなければなあと反省した次第。
詳しい感想は個別記事に書いています。
第1位 『ドラゴンフライ』河合莞爾
個人的に現在一番期待している作家。デビュー作の『デッドマン』もよかったけれど、こちらの方が完成度が高いです。
第2位 『斜め屋敷の犯罪』島田荘司
大富豪が建てた奇妙な館で繰り広げられる密室殺人事件。そのトリックには驚嘆しました。
第3位 『向こう側の遊園』 初野晴
本書はファンタジックな雰囲気の連作短編集。この中に収録されている『シレネッタの丘 天才インコ』と『ヴァルキューリの丘 黒い未亡人とクマネズミ』の話が秀逸。
第4位 『PLAY』山口雅也
遊びをテーマにした四つの話を収録した短編集。ミステリーやホラーが収められていてどれも抜群の出来。
第5位 『インシテミル』米澤穂信
とある施設に閉じ込められた人たちが殺し合う話。こういう系の話は大好きだ。
第6位 『黒猫館の殺人』綾辻行人
なぜか時計館までで読むのをやめていて今回初めて読みました。トリックが面白かった。
第7位 『夏服パースペクティブ』長沢樹
嵐によって高校生たちが山奥に取り残され、そこで殺人事件が起こる。本格ミステリーの王道を行くクローズドサークルもので質も高かった。
第8位 『しあわせの書』泡坂妻夫
ある意味これほど凄い小説はないだろう。何も調べずにまず読んだ方がいいです。
第9位 『アルモニカ・ディアボリカ』皆川博子
十八世紀のイギリスが舞台の話。暗くて猟奇的で好きな人はハマると思う。前作『開かせていただき光栄です』を読了してから読んだ方がいいです。
第10位 『霊柩車no.4』松岡圭祐
霊柩車のドライバーが主人公の一風変わった小説。ハードボイルドテイストで陰謀を暴く話。


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