『キングを探せ』 法月綸太郎 

感想 ★★☆☆☆

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あらすじ

偶然出会った何の面識もない四人には、それぞれ殺したい相手がいた。話しているうちに意気投合した彼らは交換殺人を画策する。

トランプでくじ引きをして殺す相手を決め、そのトランプを証明書代わりにして手元に保管する。

最初は計画通り順調に進んでいたものの、些細なことから徐々に歯車が狂い出す。

法月倫太郎は僥倖とも言える出来事から推理をすすめ、事件の全貌を解明しようと試みる。

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感想

2013年の本格ミステリベスト10で1位なった作品。交換殺人もので倒叙形式で書かれています。

犯人側の視点と法月綸太郎の視点が交互に書かれていて、法月が安楽椅子探偵となって事件を解決します。

著者の過去作品と比べると見劣りする感がありました。さくさく読み進めることができ、リーダビリティは優れているけれど、なんだか呆気なく終わった印象。

犯人側が警察の思惑を逆手にとって、事件を再構成するところは面白かった。ただ、トリック自体にそれほどの驚きは感じなかったです。

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