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本格ミステリー

驚きのトリック 『螢』麻耶雄嵩 ネタバレあり感想

感想 ★★★★☆クローズドサークルものの本格ミステリ。山奥の屋敷に集まったメンバーが、自然災害で閉じ込められ、殺人事件が発生します。そんな王道の設定を使い、麻耶雄嵩らしさが存分に発揮されていました。トリックは面白く基本的には満足。ただ、ハチ...
本格ミステリー

世にも奇妙な遺体『ネジ式ザゼツキー』島田荘司 あらすじと感想

感想 ★★★★☆記憶喪失の男が描いた童話と、不可解な死体を巡る本格ミステリ。最大の特徴は死体の異常性です。これほど奇妙な状態はなかなかお目にかかれません。本格ミステリだと不可解な死体はたびたび登場しますが、その中でもトップクラスに特殊。それ...
本格ミステリー

刀城言耶シリーズ最新作! 『忌名の如き贄るもの』三津田信三 あらすじと感想 ネタバレなし

感想 ★★★★☆心待ちにしていた刀城言耶シリーズの最新作。さて今回はどんなお話なのか。期待を込めて読み始めました。これまでの長編作と比べると大人しい印象。異常な事件が次々と巻き起こるような派手さはないです。主となる事件は一つで、それに付随し...
歴史、戦争小説

『ベルリンは晴れているか』深緑野分 骨太な戦争小説 あらすじと感想

感想 ★★★★☆第二次大戦直後のベルリンが舞台の小説。謎と解決はあるものの、ミステリとしてではなく、戦争小説として読むべきですね。同じく第二次大戦を舞台にした前作、『戦場のコックたち』は連作短編ミステリの形式でした。謎と解決に興味を惹かれる...
広義のミステリー

小学生が主人公のミステリ小説『僕の神さま』芦沢尚

感想 ★★★★☆登場人物が小学生の連作短編ミステリ。主人公の周りで起きる様々な謎を、皆から神さまと呼ばれている頭脳明晰なクラスメイト・水谷くんに相談します。謎に遭遇するのは学校内がほとんどで、二人で謎の解決に乗り出す。小学生の探偵ものという...
ファンタジー

ファンタジー巨編 『図書館の魔女』感想 前半

感想 ★★★★☆とある国で巻き起こる陰謀劇を描いたファンタジー巨編。設定をみると、魔法とか特殊能力が出てくるライトノベル的なファンタジーのように感じますが、実際は各勢力のパワーゲームを描いた政治小説です。大雑把に言うと、覇権獲得を目論む敵国...