★★★☆☆

筒井康隆

ジュブナイル小説『愛のひだりがわ』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆少女の成長を描いたジュブナイル小説。物語の舞台は荒廃した近未来の日本で、孤独な少女が父親を探して旅に出ます。ジュブナイル小説なので当たり前ですが、大人向けに書かれた読み物ではありません。普通に楽しめるものの物足りなさを感じて...
筒井康隆

人の心が読めるテレパス少女の小説『家族八景』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆人の心が読めるテレパスの少女が主人公の短編集。八つの話が収められています。タイトルにもあるようにどれも家族に関する話。どれも身内同士のドロドロした内容なので読んでいて気持ちのいいタイプではありません。逆にそういう嫌な話や人間...
筒井康隆

ドタバタ短編集『傾いた世界』筒井康隆 あらすじと感想

感想 ★★★☆☆ドタバタ作品を集めた短編集。本書には3・40ページくらいの短編7作が収められています。中にはこれはドタバタなのかと思うものもありました。ドタバタといえばコメディのイメージあります。でも本書にはかなりブラックというか凄惨な話も...
筒井康隆

『富豪刑事』筒井康隆 著者らしさが発揮されたコージーミステリ

感想 ★★★☆☆SF作家として有名な著者のミステリ小説。連作短編形式でコメディーテイストな作品です。ドタバタ劇が得意な筒井康隆らしさが発揮されており、読んでいて楽しい。ただミステリとしてはあまり期待しない方がいいです。大富豪がお金の力を使っ...
青春ミステリー

『放課後探偵団2』 学園ミステリアンソロジー あらすじと感想

感想 ★★★☆☆学園ミステリーアンソロジーの第二弾。今回は90年代生まれの作家で編纂されたようです。いずれも人気作家ばかり。前作が良かったし、作家陣も本書のコンセプトに最適と思える人選で期待したのだけれど、思ってたのと若干違いました。前作は...
青春ミステリー

『午後のチャイムが鳴るまでは』阿津川辰海 爽やかな青春ミステリ 日常の謎系

感想 ★★★☆☆次世代の本格ミステリ作家として人気の著者初の学園ミステリ。高校の昼休み中に起きた様々な出来事を、連作短編形式で綴っています。質の高い本格をいくつも書いてる著者ですが、本書はミステリ部分にはあまり力を入れていません。いつものよ...