
感想 ★★★☆☆
モキュメンタリーホラーとしてすごく話題となった作品。この作品をきっかけとしてホラー小説界はモキュメンタリーがブームになりましたね。
もともとあった手法だし映像業界では一昔前にブームになりました。映画では『ブレアウィッチプロジェクト』、テレビでは『放送禁止シリーズ』など、数多くの作品があり話題にもなりました。
さて、なぜ本書がこれほど話題になったのか。snsとの親和性が高かったということでしょうかね。
かなり期待して読んだのですが、そこまでではなかったというか、あまり僕の好みではなかったかなあ。
普通に楽しめたけれど、期待を越える恐怖や驚きは得られなかったです。
あらすじ
近畿地方のある場所について取材していたライターが行方不明になった。そのライターの知人である著者は連載を通じて読者に情報を募る
問題の場所では昔から不可解な事件が相次いでいた。はたして近畿地方のある場所では何が起きているのか。
感想
本書は特定の主人公がいてその人物を中心に語られるタイプではないです。不可解な現象が起きた事件や事故の記事を見ていく作りになっています。
不思議なもの、不気味なものが多く載せられていて怖い話や怪談が好きな人は楽しめるでしょう。
ジャンプ女、町中に貼られる謎のシールなどキャッチーなものもありますし、廃墟凸や5chのスレッドなどを使い、リアル感を演出しています。
こういう今っぽいやり方を活用しているのも、話題となった一因でしょうね。5ch発祥の怖い話で有名なのがたくさんありますもんね。
そんな風にいろんな記事を通して怪異が語られ、最後にそれが一つに繋がる流れ。
特に不満とかはなくてあまり僕の好みではなかっただけの話です。映像のモキュメンタリーは好きなのですが、小説は登場人物に寄り添ったタイプの方が好みですね。
それと真相が明かされるのが唐突に感じました。まあ、ミステリではないし、記事を見ていくという形なので何も問題はないのですが、呆気なく真相がわかっちゃったなという感じ。
ジャンプ女に関してはなるほどと思いました。これは印象に残るしとても上手いと思いました。
あとがき
著者はこういうのが大好きなんだろうなというのが伝わってくる作品でした。それはとても大事な要素だと思います。
モキュメンタリー、実話怪談、5chのオカルト板が好きな方におすすめです。
ちなみに今回の画像はチャットgptに作ってもらいました。このレベルの画像が一瞬で作れてしまうのだから恐ろしい世の中になったものです。

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